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最近の入院でいろいろ驚いたこと
石井 裕之
(CFPファイナンシャル・プランナ-)
こんにちは。FPの石井裕之です。
私事ですが、3月初めに副鼻腔炎の手術で6日間ほど入院しました。自覚症状はほとんどなかったのですが、診察いただいた近所の耳鼻科医によると重症とのことで、大きな病院を紹介され、手術に至ったものです。副鼻腔炎も、まれに命に関わる合併症に進行する場合があるのだとか。
今回は、この入院体験で、いろいろ驚いたことをご紹介します。
まず、主治医となった大病院の先生がユニークでした。いわく、
「日本の健康保険制度は、全国どこでも均質な医療が受けられるとの性善説が前提だが、実際そんなことはありえない」
「ウチの看護師は患者の要望にこたえすぎる、そんなことだからこの病院は赤字なのだ」(「でも日本の病院の6割超は赤字のようですが」などと反論はしませんでした)
「当院で手術した再発率は、全国平均よりかなり低い」
などなど。いずれも真実だとしても、あえて患者の前で口にするのかなと。まるで優秀な営業マンのようでもありました(風貌もですが)。
手術は3時間近くに及びましたが、全身麻酔なので感覚としては一瞬でした。その代わり、麻酔が切れた後と、術後の処置(3回も…)は、暴れたくなるほどの激痛でした。
医師の名言(?)以外にも驚いたことがありました。
◎大部屋でも差額ベッド代がかかる場合がある
今は4床室を大部屋と称する病院が多いですが、今回は窓側か通路側かで料金が異なり、窓側は1日あたりプラス2,750円(税込み)でした。大部屋なら差額ベッド代がかからないと思いこんでいたので、ちょっとビックリ。やはり景色が見たかったので(病室は9階)、窓側を選びました。遠くに見える富士山の朝夕の美しさに癒されました。
退院後に調べたら、4床室でも一定の条件を満たす「特別療養環境室」であれば、差額ベッド代がかかる場合があるとのこと。自分の認識不足でした。約15年前に入院した別の病院では、4床室の窓側は早い者勝ちで、料金の差はなかったのですが…。
◎ティッシュとマスクは原則として患者持参
これは私の不注意で、どちらも病院に備え付けられているとの認識でいました。手術後しばらくは鼻からの出血が止まらないのでティッシュは欠かせませんでしたが、お願いしたところ、病院のものをいったん「貸す」ので、売店で買って返してとのこと。入院前にもらった説明資料を後日よく見たら、患者持参の旨しっかり書いてありました。病院もつまるところ営利企業ですが、ホテルなどとは違うようです。なお、マスクは無償でもらえましたが、これも原則は患者持参なのだそうです。
◎病院で、病気の治療はしてもらえない
退院前日~退院日にかけての検温で、38度以上だと感染症の疑いがある由。その場合、てっきり退院延期になるのかと思いきや、「かかりつけ医に診てもらってください」と言われ、絶句してしまいました。確かに治療契約は副鼻腔炎関係ですし、急性期病院とはそういうもののようです。
なんだか悪口みたいになってしまいましたが、献身的にお世話くださった(採算度外視で?)看護師さんなどの皆さまには感謝しきりです。病院食も意外と(失礼!)美味で満足でした。完璧な栄養管理と、手術当日が終日絶食だったゆえか、わずか6日間の入院で体重が4キロも減少しました。自助努力ではまず不可能なことです。
最後に、前回のコラムで医療保険の有用性に触れましたが、今回まさに自分が給付対象となり、改めて有り難さを実感しました。差額ベッドも躊躇なく選択できましたし、医療費の自己負担分や食事療養費、レンタルのパジャマ・タオルを含めて、ほぼ補てんできました。
それでは、また次回。
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