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連載コラム ある変革実践リーダーの荒波奮戦航海記 ~海図のない海をすすむ~

若林 健一

第3回 新チームの立ち上げ方。私たちが持っていた、たった一つの強みとは?

2020年5月20日

「誰とおこなうのか」の重要性

新規事業のような不確定要素の高い仕事において、「誰とおこなうのか」は「何をおこなうのか」と同じくらい、もしくはそれ以上に重要なファクターだと考える。

つまり、まだ仕組みも何もないステージでの仕事は非常に属人性が高く、仕事を共にするその人の考え方や行動一つによって、ドライブされることもあれば、潰れることもあるのだ。

言ってみれば、「事業は人なり」が最も出やすいステージなのだと思う。

前述した通りのフラットな関係性であると同時に、私は、紛れもなく中西個人に尊敬の念を抱いている。そう意味では、リスペクトできる人物と、同じTO-BE像を目指してチームを立ち上げることが出来たのはとても幸運なことであった。

まだ実績もなく、ヒト集めすら出来ていないこの頃は、お互いに共有しているビジョンだけが私たちの強みだった。

しかし今振り返ると、それこそがとても大きな強みだったのである。

執筆者プロフィール
若林 健一
NECマネジメントパートナー株式会社
業務改革推進本部所属
1980年 生まれ
2002年 NEC入社
2018年 NECマネジメントパートナーにて高度化サービス開発チームを設立
経営管理・人事・マーケティングを中心に、データアナリティクスとAIを活用した NECグループの経営高度化について、2年間で200プロジェクト実施
NEC Contributors of the Year2019など数々の賞を受賞
執筆者:若林 健一