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ホウレンソウのオヒタシ(報連相の続き)

PJ活動お役立ちコラム
第110回 2023年1月3日
ホウレンソウのオヒタシ(報連相の続き)

あけましておめでとうございます。
今年も「PJ活動お役立ちコラム」をよろしくお願いいたします。

さて、前回コラムでは『報連相(ホウレンソウ)』とその習慣化に向けた『雑相(ザッソウ)』について取り上げました。
今回のコラムでは『ホウレンソウ』の続きの話や、その他のビジネスの野菜についてご紹介します。

部下のかたは『ホウレンソウ』を意識している方が多いと思います。
上司のかたは『ホウレンソウ』を受け取ったときにどのようにされていますか。
『ホウレンソウ』を受け取ったら『オヒタシ』で返すようにしましょう。
では『オヒタシ』とはどの様なものか、まずはあらためて『ホウレンソウ』から整理しましょう。

『ホウレンソウ』と『ザッソウ』

部下から上司へなど、送り手が意識するのが『ホウレンソウ』です。
 ホウ:報告
 レン:連絡
 ソウ:相談

前回取り上げた『ザッソウ』は、『雑談+相談』『雑な相談』のことです。
『ホウレンソウ』が習慣化できない人がいる場合におススメです。
詳細は前回コラムをご覧ください。
 ザツ:雑談
 ソウ:相談

ちなみに、『ホウレンソウ』ができない理由は前回コラムで触れましたが、筆者も新人の頃は、できていませんでした。
筆者の場合、『ホウレンソウ』する相手(社内外の関係者)に必要以上に委縮してしまい、その伝え方を考えるのに時間を要してしまい、タイミングもつかめずにいました。また『ホウレンソウ』の重要性も分かっていませんでした。
今では当たり前のようにしている『ホウレンソウ』も時間がないときは、なおざりにしてしまいそうになることがあると思います。どんなに忙しい時でも悩みは一人で抱え込まずに、小さな懸念点が大きな問題になる前に、前回取り上げた『ザッソウ』を取り入れながら『ホウレンソウ』しましょう。

ではここから『オヒタシ』についてお話ししましょう。

『ホウレンソウ』の続き、『オヒタシ』とは

上司から部下へなど『ホウレンソウ』の受け手が意識するのが『オヒタシ』です。
 オ:怒らない
 ヒ:否定しない
 タ:助ける
 シ:指示する

みなさんは『ホウレンソウ』を受け取ったときに『オヒタシ』で返していますか。
筆者は正直にいうと『オヒタシ』のことをあまり意識できていませんでした。しかし過去を思い返すと筆者が『ホウレンソウ』しやすいと感じる相手はいつも『オヒタシ』で返してくれていました。
『ホウレンソウ』に『オヒタシ』で返してもらえると、話を聞いてくれる人だと感じて、自発的に情報共有をしたくなります。細かな情報共有によって自分では見落としていた問題に『ホウレンソウ』を受け取る側が気付き、早期に対処ができるかもしれません。
また、お互いに『オヒタシ』を意識することによって、良いことも嫌なことも話せるようになります。職場の風通しをよくして、気持ちよく働けるようにしたいですね。

『オヒタシ』の他にも葉物野菜シリーズがあります。

『ホウレンソウ の オヒタシ』の他にも

今回は平易な紹介ですが、『コマツナ』や『チンゲンサイ』など聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

周囲の関係者から困った『ホウレンソウ』を受け取ったら『コマツナ』で助け合いましょう。
 コマ:困ったら
 ツ :使える人に(できる人に)
 ナ :投げる(お願いする)

自分や周囲の関係者が『ホウレンソウ』できない時は『チンゲンサイ』になっていないか気を付けましょう。
 チン:沈黙する
 ゲン:限界まで言わない
 サイ:最後まで我慢

おわりに

『ホウレンソウ』を受け取ったときは『オヒタシ』で返すことによって、コミュニケーションを活性化させたいですね。
今回のご紹介が周囲の関係者と気持ちよく働き、活躍できるような環境作りのご参考になりましたら幸いです。