PJ活動お役立ちコラム
第103回　2022年11月15日
ポジティブフィードバックしていますか？

メンバへフィードバックをしていますか？
「しているよ」という方、そのフィードバック、相手のできていない点を指摘し、そこを改善させるものばかりになっていませんか？

現在、戦略的に組織の方向性を示すと同時に、メンバへ「見ているよ」「認めているよ」というポジティブなフィードバックが必要な時代となっています。

フィードバックについては、第1回「フィードバックするときに気を付けたいこと」でも取り上げました。
今回は、メンバに自信を与え、自ら動くように成長させるだけでなく、時代に合わせて柔軟に対応できるカルチャーも育むことができる『ポジティブフィードバック』の効果と具体的な活用法について説明している本をご紹介いたします。

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著者：ヴィランティ牧野祝子 
書名：国際エグゼクティブコーチが教える　人、組織が劇的に変わる
　　　ポジティブフィードバック
発行所：株式会社あさ出版
発行年：2022年6月
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フィードバックがない仕事は・・・

『フィードバックなしで仕事を続けるのは、「ナビなしではじめての場所に向かう」ようなもの』と本書では語っています。

そこで、仕事のやり方を明確にし、余計な不安をなくして効率的に高品質のアウトプットを実現するためには「フィードバック」が必要である。
さらに、「ポジティブフィードバック」という「適切なナビ」があれば、よりよい状態で仕事に向き合い、メンバのポテンシャルを最大限に発揮することができる、とも語っています。

フィードバックとポジティブフィードバックの違い

では、フィードバックとポジティブフィードバックの違いは何でしょうか？

ご自身のフィードバックは、ポジティブフィードバックになっていますか？
次に、ポジティブフィードバックの効果についてです。

ポジティブフィードバックの5つの効果

ポジティブフィードバックには次の5つの効果があります。

いかがですか？
メンバのポテンシャルを最大限に発揮するには、ポジティブフィードバックが効果的であることをご理解いただけたのではないでしょうか？

本書ではこれらの効果を引き出すために次のような具体的な説明していますので、読んでみて参考にしてはいかがでしょうか。

さいごに

筆者のこどもの習い事での話です。
筆者はこどものできていない点ばかりが気になっていたのですが、コーチ陣(全員外国人)はこどもたちにいつもポジティブなフィードバックをしていました。
自分とは異なるフィードバックの観点や言葉の選び方に驚くとともに、コーチ陣によって徐々にこどもたちのモチベーションが上がりぐんぐんと成長していく姿に、ポジティブフィードバックの効果を実感しました。

皆さんのチームにおいても、お互いにポジティブフィードバックを習慣化し、それによってメンバのモチベーションが上がって楽しみながら仕事をする、そしてチーム内の人間関係が改善されて組織としての能力が最大限に引き出せるようになればよいですね。
今回の紹介がみなさまの一助となりましたら幸いです。