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耳を使っていますか?
PJ活動お役立ちコラム
第140回 2023年8月8日
耳を使っていますか?

本年度はここ数年続いていた世の中の様々な制約が緩和され、働き方に変化が起きた方も多いのではないでしょうか。筆者はお客様先への訪問や出社が増えたことにより、リモートだけで業務をしていた時期と比べ、時間の使い方を工夫する必要が出てきました。そこで筆者が時間を有効活用するために取り組み始めたことをお伝えします。
インプット方法を見直そう
移動などの時間が増えたので、隙間時間を活用して効率的にインプットできる方法はないかと模索していた時に、先輩から「〇〇さん(筆者)は、テレビやヒアリングの音声は倍速で聞いているのに、なぜ読書の時は耳を活用しないの?聞き取れる耳を持っているのに、もったいないね~。」と言われ、衝撃を受けました。
『本は目で見て読むもの』と思い込んでいた筆者は、耳読を実践したことがありませんでした。(耳からインプットするのは、語学習得の時という考えしかありませんでした。)
そこで、本を「読むもの」ではなく、「聞くもの」としてインプットするにはどうしたらいいのか、調べることから始めました。
言語の学び方
人間は、言葉を音声として耳で覚え、文字は後から目で見て覚えるそうです。
本を読むと、文字が頭の中で音声に変換されてから脳で理解する仕組みになっているので、
頭の中では必ず音声に変換されているということになります。つまり、聞く力を高めることでインプットしやすくなり、理解力が上がるようです。
多くの研究でも、リーディングとリスニングの理解度に差はないという結果になっているようで、市場も年々拡大しているようです。
まずは、やってみよう
筆者は、早速あるサービスを利用し、ビジネス書を耳からインプットしてみました。
試した結果としての感想は、「もっと早くからやればよかった!」の一言です。
理由としては、下記のような具体的な効果を感じることができたからといえます。
- 読む時間が圧倒的に短くなる(所感としては、三分の一くらい)
- 「わからないなぁ・・・」と、何度も同じ個所を読み返すことが減った
- 黙読よりも内容を覚えている
- ながら作業ができる
耳を使うことに慣れていない方は、「聞き流してしまいそう」、「集中できないかも」と不安を感じるかもしれませんが、下記のように実践してはいかがでしょうか。
- 2倍速以上の速さで聞く
→敢えて聞きづらい速度・音で聞くことで集中します。 - 始1~2分は目を閉じて、意識して聞く
→最初は聞き取れない方が多いです。諦めないことが大事です。 - 1つの言葉にこだわりすぎない
→聞いているうちに、同じ言葉が何回も出てくる場合が多いので、文脈で理解できるようになります。内容の全てを理解しようとしないことが大切です。 - 聞いてわからなかったところは書籍で確認する →耳と目の両方を併用することで理解を深めます。
感覚器官をバランスよく使うことで、効率的なインプットにつながります。
さいごに
本を読む場合と同じですが、一回読んだだけで、完全にインプットできる人はいません。理解を深めたい場合は、繰り返し聞くことをオススメします!
気軽な気持ちで耳を使ってみてください。
今回の内容がみなさんの活動に少しでもお役に立ちましたら幸いです。