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プロジェクトを成功に導くオンライン会議に必要なものは?
PJ活動お役立ちコラム
第31回 2021年06月29日
プロジェクトを成功に導くオンライン会議に必要なものは?
プロジェクトの会議、うまくいっていますか?
みなさんのプロジェクトの会議、うまくいっていますか?
参加者を見ると、
特定の人だけが発言していたり、
会議とは別のことをしている人がいたり、
居眠りやぼーっとしている人がいたり・・・
会議内容も、
議論が発散して空中分解したり、
良い報告しかしていなかったり、
流行りの言葉を多用した具体性と内容のない話だったり、
特定の人を糾弾する場になっていたり・・・
上記のような会議は、主催者の自己満足に終わり、参加者は無駄で参加する意味のない会議にうんざりしているかもしれません。
そのような場合、惰性での会議開催となり、参加者の問題認識や課題解決に向けたアクションを明確にできず、プロジェクト運営に支障をきたしている可能性が高いのではないでしょうか。
オンライン会議でさらに状況悪化?
現在の社会情勢により、対面ではなく、オンラインでの会議開催となっているプロジェクトが増えてきています。
ただでさえ対面でもうまくいっていなかった会議が、オンラインによってさらに状況が悪化していませんか?
対面で感じとれていた参加者の表情や会議の雰囲気がオンライン会議では感じにくく、沈黙する参加者の状況も不明で戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
また、相手の姿が見えない中で話がうまくかみ合わないもどかしさを感じている方もいるかもしれません。
では、プロジェクトを成功に導くためのオンライン会議に何が必要なのでしょうか?
それは『ファシリテーション力』です。
ファシリテーションスキルとは
ファシリテーション力に必要なスキルは4つあります。
-
場をデザインするスキル
会議の目的や主旨にあった参加者を選定し、場の雰囲気づくりをする。
会議の目的を整理して参加者へ共有する。 -
対人関係のスキル
心理的安全性の高い場をつくり、参加者の本当の意見やアイディアを引き出し・受け止める。 -
構造化のスキル
意見や議論を整理し、論点を構造的にまとめ絞っていく。 -
合意形成のスキル
意見や議論を参加者が納得する形でまとめていく。
その上で、結論やアクションを明確にしていく。
参加者に必要なスキル
もちろん、ファシリテーション力だけでなく、参加者が具体的かつ明確な表現で正しく物事を伝えるコミュニケーション力も必要です。
察することを美徳とする日本人としては多くを語らない傾向がありますが、オンライン下でプロジェクトを成功に導くためには、参加者のコミュニケーションスキルもさらに重要となってきています。
おわりに
対面からオンラインでの会議が主流になってきている今、ファシリテーションスキルとコミュニケーションスキルを身に付ける絶好の機会となっています。
一長一短に身に付けることはできませんが、VUCAの時代にプロジェクトマネジメント力と並んで汎用性が高く、人生を豊かにするスキルであると言えます。
プロジェクトを成功に導くために、これからはファシリテーションスキルとコミュニケーションスキルを意識したオンライン会議をしてみてはいかがでしょうか。
きっとみなさまのプロジェクトの成功確率が上がるかと思います。
今回の内容が、お役に立てば幸いです。